GW中ずっと作業するのにお世話になっていた福島県楢葉町にあります「道の駅ならは」で二つの出会いがあった。

道の駅ならはとは温泉施設もついている素晴らしい道の駅で、その施設内に無料会員登録するだけで使えるコアワーキングスペースがある。そこは10時から20時まで無料で使えて、尚且つフリーWi-Fi、電源が使える。マジで神の道の駅。旅ラーにはありがたい施設である。

まず一つ目の出会いが、そこでGWに作業中、たまたま駐車場で僕の車を見つけて日本一周旅のステッカーを見てくれた家族がいた。その家族がわざわざ僕のことを応援しようと思い、道の駅中を探してくれたらしく、見つけて頑張ってくださいって言いに来てくれた。奇跡!こんなことってあるんだと思った。そしてポテトチップスにメッセージを書いてプレゼントしてくれたの。もう嬉しくて泣いちゃうかと。こんな世の中にまだこんな優しさに溢れた家族がいるなんて。僕が逆の立場ならきっと応援はできるけど、わざわざ探してここまではできないかな…僕がどんな人かもわからないのに。本当に心温まる出来ことで、こういうことがあるから旅って頑張れるんですよね。本当にありがとうございました。

そして二つ目の出会いが今日の朝。道の駅にバイクで日本一周してる20歳の子がいたので声をかけてみた。福岡の子で道の駅でテントを張りながら4ヶ月くらいで日本一周をする予定とのこと!この時点でわー凄いなぁと思ったんだけど、所持金も何十万円くらいでスタートしたらしい。そこの金額は控えますが。僕が1年間の日本一周旅で想定しているよりは少ない。それも凄いなと。それでも色んなものを節約して、楽しめるところは楽しんで旅をしている。旅の節約の仕方などを彼に教えてもらった。色んなことを考えて工夫して努力しているんだなと。歳は関係なく彼に教わることの方が多かった。Twitterのフォロワーは4月から初めて2000人いました(笑)すげーな。

さらに面白いのがその彼がとある道の駅で自転車で日本一周してる人に出会ったらしい。その人は沖縄の人。秋田県で自転車ごと携帯も財布も全て盗まれてしまったらしい。その人は栃木まで歩いてきたらしく、その人に彼は手持ちの1万円を渡したらしい。俺からしたら、いや君も金を持ってないだろ…と思ったけど、与える人間とはこういう人なんだなと。無事に沖縄に帰れるようにと渡したらしい。まだ二十歳だよ…何だか彼の行動にとても感動した。色々と話して、お金を渡すことが良いか悪いかは分からないが僕は彼に1万円を託した。彼が1万円を自転車の彼に託したように僕も見知らぬ彼に1万円を託したいと思った。彼は素直に有り難く使わせていただきますと頭を下げた。いやいや、俺はここにくるまでにたくさんの人からたくさんのものを頂いてるし、そんなたいした大人ではないんだよw見知らぬ人たちにお金を繋いでいく。こんなことが人生にあるんだなと。面白いなと。なんの見返りが欲しいわけでもない。ただ彼を応援したいから餞別として渡しただけである。一万円が繋いだストーリーが何だか素敵だなと。

彼はバイクに乗って大きく手をふって、行ってきますと行って走っていった。あまりにもカッコよくみえた。なんだか素敵な朝だった。